なれそめ編⑤【まんじゅういらない】

 

 

もう田中ともY子とも関わらないと決めたちょうどその頃、

バドミントンサークルで合宿が開催されることになりました。

 

 

田中やY子と顔を合わせるのは嫌だけど、一番仲の良かった友人が参加するので、一緒に行くことにしました。

 

 

 

そして合宿当日。

幸いなことに、田中は不参加でした。

Y子の姿を見つけると胸がバクバクしましたが、できるだけ距離を置いて、合宿をめいっぱい楽しみました。

 

 

夜にはメインイベントのキャンプファイヤーがあります。

男子たちが外で準備をしている間、女子は部屋で布団をしいたりしていました。

 

そこで、Y子に話しかけられたのです。

 

 

Y子が実家に帰省したときに買ったお土産のまんじゅうを、みんなに配っていたのです。

 

「まぁ、まんじゅうに罪はないか…」と思い、

ボソッと「ありがとう」と伝え、まんじゅうを受け取ると

 

 

 

 

田中とはどうなってるのか聞いてきました。

 

もう、この人は何がしたいんだろう。

目的達成(イケメンゲット)したから、これからは本気で田中と私の仲を協力しようと思っているのか、

何も知らない(と思っている)私を暇つぶしのおもちゃにしたいのか…

 

 

どちらにせよ腹が立ったので、

 

 

まんじゅうを返しました。

 

 

 

Y子が「あ、おまんじゅう嫌いだった?ごめんね」と言いながらニコニコしているので、

 

 

お前の計画は全て知っている。

といった内容を、真顔で淡々と伝えました。

 

あのときのY子の表情は忘れられません。

人間、本当に焦ると目が泳ぐんですね∈( ⊙_________ ⊙)∋

 

 

その後、

「ひゅ〜♪さぁ、気を取り直してレッツキャンプファイヤー!!」

と、ルンルンでキャンプファイヤー会場に行くと、

 

 

 

 

 

炎の前でY子がめっちゃ泣いてた。

 

しかも私がまんじゅう受け取らなかったことをみんなに言いふらしたっぽくて、周りからの冷たい視線がグサグサ突き刺さります。

 

いたたまれなくなり、部屋に戻ってDSでどうぶつの森をプレイしていました。DS持ってきて本当に良かった。

 

この合宿以来、Y子が目を合わせてくれることはありませんでした。

 

次回、久しぶりに田中登場します!なれそめ編なのに存在感薄すぎぃ!

 

 

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